
JAやつしろ青壮年部は、6月から毎月の役員会議で使う資料をデータ化し、タブレット端末での共有に移行した。当初は事務局の資料準備にかかる労力軽減を目的に始めたが、さまざまな効果があった。
各支部の役員7人に配られたタブレットでは、事前に作成された資料を閲覧することができ、会議後にも見返すことができる。資料が紛失するリスクも低く、部員に好評だ。タブレットはコロナ禍で活動が少なかった昨年、購入した。
タブレット導入前までは、1回の会議で約70枚の紙を使用していたが不要になったことで、コスト削減や国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実現にも繋がった。この他、会議資料の修正や変更も、これまでは印刷後であれば1枚ずつ手書きで訂正、もしくは再度印刷するなど手間もコストもかかっていたものが不要になった。
現在は特別に準備されたチラシなどがない限り、ほぼ完全に会議はペーパーレスを実現している。
資料を準備する事務局の山下幸信さんは「現在ワードやエクセルで作成したものをPDFに変換してデータ化している。さらに効率的な方法を模索したい」と話した。
データ管理が普及する中での取り組みで受け入れやすかった。管理がしやすく環境にも良いため今後も続けたい。