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[人つなぐ、JA 私たちの自己改革奮闘記](232)梨無駄なく加工品に JA熊本市

2022.11.03
新たに商品化した「焼肉のタレ」

 JA熊本市は、管内農産物の認知度向上や地産地消の促進のため、加工品開発に取り組んでいる。今回は熊本市西区芳野地区で生産された梨「豊水」を使った「焼き肉のタレ」を商品化した。開発は昨年から着手し、1年かけて完成したものだ。

 近年、温暖化などの影響で市場流通に向かない果実の発生が多くなっている。傷みやすいが味は良いものを有効活用し、出荷した生産者に少しでも還元できないかと考え、開発を進めた。

 商品はすりおろした梨の果肉をふんだんに使用している。醤油ベースでしっかりとした味だが、さっぱりとした後味が特徴。焼肉以外にも野菜炒めやハンバーグのソースに使うのもおすすめだ。

 JAオンラインショップでは3袋セット(1袋200ミリリットル)を1900円で販売。イベントでは1袋500円(税込み)で購入することができる。

 商品開発に関わったJA担当職員は「果肉をふんだんに使っており、いろいろな料理に合うので多くの人に手に取ってほしい。購入をきっかけに原料となっている熊本市産の梨に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しい」と話した。