熊本の農畜産物

品質良好 サツマイモ収穫最盛期 JA菊池

2022.11.01
サツマイモの収穫作業に追われる生産者

 JA菊池大津中央支所管内で、サツマイモの収穫が最盛期を迎えている。JA甘藷(かんしょ)部会では8月中旬から収穫を始め、10月上旬から本格化。貯蔵作業に入った。11月まで続く。

 部会員28戸が約70ヘクタールで栽培。2018年産から4年連続で販売高4億円を超え、22年産の期待も高まる。品種は、ほくほくした食感の高系14号「ほりだし君」と、貯蔵後にしっとり甘くなる「べにはるか」を生産する。

 西本隆敏部会長は「定植期に定期的な降雨があったおかげで根の活着がよかった。梅雨も短く天候に恵まれ、いい芋ができている。サイズも大きく、収量も多い」と話し、収穫期2台をフル稼働させながら作業を進める。

 JAの西淳史指導員は「両品種とも肥大が進み大玉傾向が見られるため、早期収穫を呼びかけている。収穫メインのため現在の出荷量は少ないが、需要期に備えしっかりと貯蔵しピークを迎えたい」と話した。

 収穫した芋は専用の貯蔵庫に保管。寝かせることで糖度が乗って甘くなる。年明けの1~3月に出荷ピークを迎え6月まで続く。