熊本の農畜産物

カリフラワー高品質へ 現地検討会で生育確認 JAやつしろ

2022.10.28
現地で生育状況を確認する参加者

 JAやつしろ管内では10月中旬、カリフラワー生産者を対象に現地検討会を開催した。管内では5つの部会がカリフラワーを出荷しており、出席した16人の生産者とJA職員の他、県普及振興課と種苗メーカーの担当者らが管内のカリフラワー圃場(ほじょう)を巡回し、生育状況を確認した。JA職員が生育中のカリフラワーを確認し、今後の管理などを生産者に説明した。

 JAでは昨年度から部会間の連携強化と意欲向上を目的に、集荷所単位で部会合同の現地検討会を実施している。中央総合営農センターの西岡裕二指導員は「年々栽培技術と出荷品質ともに向上しており、生産者の意欲と所得向上、産地拡大を目指したい」と話した。

 全国でも有数の栽培面積を誇る八代地域。管内の作付面積は昨年に比べ6ヘクタールほど増えたことから面積拡大に伴う販路拡大などを課題としている。10月上旬から出荷が始まっており、今シーズンの総出荷量は約912トンを計画している。