熊本の農畜産物

ショウガ収穫始まる JAやつしろ生姜部会

2022.10.25
収穫したショウガの茎を切り落とす岩丸部会長

 JAやつしろ管内で10月19日、新ショウガの収穫が始まった。JA東陽生姜(しょうが)選果場での一連の作業を行ったものだけを、地理的表示(GI)保護制度のマークをつけた「八代生姜」として出荷。11月上旬に荷受のピークを迎え、2022年産は総量約1200トンを見込んでいる。

 同選果場では約1カ月の荷受期間を設け、JA生姜部会の生産者らが持ち込み低温貯蔵設備で貯蔵。水洗い後に手作業での加工とトリミングを経た「囲いショウガ」をパックや袋に詰める。

 同部会の岩丸敏治部会長は「今年産は実が大きくて豊作傾向にある。昨年は新型コロナウイルス禍が影響し販売面で苦労したが、今年は新たな取引先を増やして販路拡大に努めた。国内で唯一ショウガでのGI登録を受けた『八代生姜』を多くの人に食べてもらいたい」と話した。