熊本の農畜産物

ミニトマト出番 食味良く高品質 JAやつしろ

2022.10.21
収穫する同部会の下村公二副部長

 八代市植柳下町のJAやつしろミニトマト選果場で10月上旬、選果が始まった。初日は生産者22戸から持ち込んだミニトマト4,700キロを初選果し、約1,570ケース(1箱3キロ)分が関東や関西の市場へ出荷した。同JAトマト選果場利用組合ミニトマト部会は昨年に比べ生産者が6人増え、栽培面積が約5ヘクタール増えた。出荷量が増えたことから空きコンテナ置き場も拡張した。

 同部長の澤村友博さんは「昨年に比べ出荷量が増えたことで、選果スタッフを増やすなどして受け入れ態勢を整えた。品質の良いものを多く消費地に届けたい」と話した。

 営農部中央総合営農センターの山下雄希指導員は「今年産は好天に恵まれたことに加え、生産者の徹底された栽培管理によって、低段から着果と肥大ともに良好な生育に仕上がっている。食味が良く、安全・安心なミニトマトをぜひ全国各地の皆様に食べてほしい」と話した。

 本年度産ミニトマトは、34.4ヘクタールの栽培面積で、シーズンを通し約1340万ケースの出荷を計画している。