熊本の農畜産物

大玉で甘い「太秋柿」出荷開始 JA鹿本

2022.10.20
選果場に持ち込まれた「太秋」

 JA鹿本は10月中旬、柿「太秋」の出荷を始めた。JA管内は県内有数の産地で、2022年産の総出荷量は約40トンを見込んでいる。九州や関東方面を中心に11月中旬まで出荷が続く。

 「太秋」は種の有無に関わらず甘くなる「完全甘柿」の一種。一般的な柿に比べ大玉で糖度が高く、サクサクした食感が楽しめる。また、熟すにつれて果実表面に「条紋」という渦巻模様が生じやすいのも特徴だ。

 JA営農指導課の藤森拓郎さんは「生産者の徹底した栽培管理の下、大玉で高品質な柿に仕上がっている。JA鹿本の太秋を多くの消費者に食べていただきたい」と話す。

 出荷初日は、JA熊本経済連第一園芸集送センター鹿央選果場に約1,127キロが持ち込まれた。選果後、熊本県内の市場に出荷した。