身近なJA組織

[未来を見つめる わたしの地域のSDGs](78) 折り鶴に願い込める JA菊池女性部

2022.09.15
折り鶴を使ったオブジェ作りをする女性部員ら

 JA菊池女性部は世界中の紛争やテロ、暴力の根絶や公平な裁判が行われる社会を願い、女性部員の思いをひとつにしようと「SDGsオブジェプロジェクト」を展開。折り鶴を使ったオブジェを作り、意識を高めた。

 持続可能な開発目標(SDGs)の16「平和と公平をすべての人に」のために、何ができるのかなどを考え、平和への願いを込めて、多くの部員が折り紙や不用になった紙を使って折り鶴を作った。

 8つの支部でそれぞれ作り、作品が揃うと「へいわなせかい」と文字が繋がった。

 8月下旬に女性部主催の夏の学習会会場に展示して、来場者に想いを届けた。

 由野島とも子部長は「つながろう、まもろう、かかわろうは、JA女性組織が掲げる3つの目標であり、思いをひとつにすることで実現する。菊池地域の女性部もそんな思いを強めようと、役員の提案でいろいろな活動に取り組んでいる。このプロジェクトを起爆剤に菊池の和、輪、話をもっと広げていきたい」と話す。

 菊池支部の堤幸子支部長は「女性部活動はSDGsそのもの。さらに学習を深め、仲間を増やしていきたい」と意欲を燃やしている。展示後の作品は各支部に持ち帰り、工夫して展示している。