
合志市内のサッカーチーム「リベルタ北熊本FC」の児童10人は8月上旬、アスパラガスの収穫体験や試食を通じて地域の食材に親しんだ。JA菊池青壮年部合志支部長の上野義博さんと、JAアスパラガス部会長の福嶋雅喜さんが連携し、実現させた。
上野さんが、知り合いでサッカーチームコーチの前田智政さんから「地元野菜の収穫体験をしたい」との相談を受けたのがきっかけ。前田さんは「サッカーがうまくなるだけでなく、支えてくれる人の苦労を実感し、周囲の人への思いやりや陰で支えてくれる人への配慮を育んでほしいと思った。農業の一端を学び、真剣に楽しく体験することができた」と語った。
スイカを栽培をする上野さんは「自分の畑で体験するものはないので、今の時期はアスパラガスをと思い相談したら、快く受け入れてもらった。子どもたちもとても喜んでいた」と話した。また「人数が多いとなかなかできないが、このような小さな取り組みでも食農教育の輪が広がればと思う」と話した。