熊本の農畜産物

梨「豊水」出荷最盛期 JA熊本市

2022.08.29
梨の選果をする作業員

 JA熊本市梨部会が栽培する「豊水」が8月上旬、初出荷を迎えた。同部会は22人が約8ヘクタールを作付け。熊本市西区河内町の芳野選果場に1トンが持ち込まれ、九州、関東中心に出荷。15日時点で日量5トンに増え、最盛期を迎えた。8月下旬まで続き、総出荷量50トンを見込む。

 2022年産は晴天が続き、糖度が高く良好な梨に仕上がっている。品質、収量も例年同様で申し分ない。

 同部会は営農部営農販売課と連携し、「旬の梨キャンペーン」を実施。夏ギフト向け2キロ箱(3L級5玉)の「豊水」を特別価格で販売する。JAオンラインショップにも季節限定で出品し、部会オリジナルのくまモンシールやリーフレットを使い、JAブランドである「夢未来」の認知向上に努める。

 選果場の職員は「梨の消費拡大へ、いろいろな方法で販路を広げていきたい。旬の梨をたくさんの人に味わってほしい」と話した。