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[未来を見つめる わたしの地域のSDGs](75) 投棄防ぎ環境守る 廃プラスチック回収 JA熊本市

2022.08.18
持ち込まれた廃棄物を分別する処理業者

 JA熊本市は7月下旬の2日間、飽田カントリーエレベーター(CE)でビニールやマルチシートなどの農業用と一般の廃プラスチックの回収に取り組んだ。焼却処分や不法投棄などを防ぎ、適切な処理やリサイクル促進のために年5回実施している。

 自然環境を守るこの活動は、持続可能な開発目標(SDGs)の目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標13「気象変動に具体的な対策を」、目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」にそれぞれつながる取り組み。

 両日とも早朝から、CE前に農業用ビニールやプラスチック資材を積んだ車両が次々と入構。組合員約80人が搬入し、合計30トンの廃棄物を回収した。回収された廃棄物はマルチ系、ポリ系、その他廃棄物に分けられた後、廃棄物処理業者に委託して適切に処分された。

 JAでは農業用廃プラスチックを焼却処分や不法投棄しないように、各支店にポスターを張り出したり、広報誌に掲載するなどして、注意を呼びかけている。

 回収を担当した職員は「廃プラスチックの不法投棄は法律違反となる。普段の巡回中にも目をかけて今後も呼びかけを続けていきたい」と話した。