
JA熊本市は7月下旬の2日間、飽田カントリーエレベーター(CE)でビニールやマルチシートなどの農業用と一般の廃プラスチックの回収に取り組んだ。焼却処分や不法投棄などを防ぎ、適切な処理やリサイクル促進のために年5回実施している。
自然環境を守るこの活動は、持続可能な開発目標(SDGs)の目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標13「気象変動に具体的な対策を」、目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」にそれぞれつながる取り組み。
両日とも早朝から、CE前に農業用ビニールやプラスチック資材を積んだ車両が次々と入構。組合員約80人が搬入し、合計30トンの廃棄物を回収した。回収された廃棄物はマルチ系、ポリ系、その他廃棄物に分けられた後、廃棄物処理業者に委託して適切に処分された。
JAでは農業用廃プラスチックを焼却処分や不法投棄しないように、各支店にポスターを張り出したり、広報誌に掲載するなどして、注意を呼びかけている。
回収を担当した職員は「廃プラスチックの不法投棄は法律違反となる。普段の巡回中にも目をかけて今後も呼びかけを続けていきたい」と話した。