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[未来を見つめる わたしの地域のSDGs](74) 景観美化へ種供給 JAれいほく

2022.08.12
種まきを終え、満足した園児ら

 苓北町農業委員会は7月下旬、町内の保育園児と共にコスモスの種まきをした。

 この活動は、苓北町農業委員会が遊休農地の解消と景観美化を目的とする取り組みの一つ。2019年から町内6つの保育園が順番で行い、年長児が参加する行事となっている。

 耕作放棄地の発生を抑えることや景観美化を通じた利活用につながるこの取り組みは、持続可能な開発目標(SDGs)の15「陸の豊かさも守ろう」につながる。今回使われた種はJAれいほくが供給した。

 種まきの当日は、同委員会の委員や町内の志岐保育園の他、計4園の年長クラスの園児ら21人が参加した。

 農業委員と共に種をまいた園児たちは「みんなで種まきができて楽しい」と笑顔。農業委員長の小野三幸さん(74)は「暑い中で、園児たちは暑さを感じさせないくらい目を輝かせ、まき終わると次々とお代わりをもらいにきてくれた。そんな園児たちに癒されたうえ、苓北町の遊休農地に綺麗なコスモスが咲いてくれると思うと嬉しい」と語った。

 同JAで広報を担当する管理課の田﨑亜樹さんは「小さな町の小さな取り組みでも、SDGsにかかる取り組みを、JAも一体となって発信していきたい」と話す。