
JAやつしろ吉野果実選果場で7月中旬、梨「幸水」の出荷が始まった。「吉野梨」は、現在の氷川町で栽培が始まり、118年目を迎えた。今シーズンは68人の生産者で9月下旬まで約130万玉の出荷を計画。幸水から始まり「秋麗」「豊水」「あきづき」「新高」の順に九州や関東、中国、四国の市場を中心に全国各地へ出荷する。
JA竜北果樹部会梨部の永田一成部長は「春先の交配後の着果がとても良く、その後の摘果作業に苦労した。今年は空梅雨で心配していたものの、果実の大きさも糖度も例年並みで良質な仕上がりになった。多くの人に味わってほしい」と話した。
選果したJA北部総合営農センターの後藤昇職員は「今年産は生育良好で、着果量も多い。外観、玉太り、食味も良好で順調な出荷となった」と話した。