
JA鹿本は7月23日、梨の出荷を始めた。初日はJA熊本経済連第一園芸集送センター鹿央選果場で550キロを選果し、中部や近畿地方へ送り出した。2022年産は九州や関西地方も含め、総出荷量50トンを目指す。
同JAで最も早く出荷が始まるのはトンネル「幸水」。2月下旬から5月上旬までビニールで屋根を造り栽培する梨で、露地栽培よりも7~10日程度早く出荷できる。
JA営農指導課の村上奨さんは「交配時期から天気が良く着果良好で、梅雨時期の雨量も少なかったため順調に生育した。生産者の徹底した栽培管理の下、例年通り高品質なナシに仕上がっている」と笑顔で話す。
JAナシ部会は現在13人が約6ヘクタールを栽培する。7月下旬から露地「幸水」「秋麗」「豊水」などと品種を変え、8月中旬をピークに11月下旬まで出荷が続く予定。部会員一丸となって高品質生産に努めていく。