熊本の農畜産物

「巨峰」色よし高品質 出荷基準を徹底 JA熊本うき

2022.07.13
「巨峰」の出荷基準を確認する生産者

 熊本県内一のブドウ生産量を誇るJA熊本うき管内で6月中旬、「巨峰」の出荷が始まった。2022年産は朝晩の冷え込みが続いた影響で生育はやや遅れ気味だが、色付き良く高品質な仕上がりとなっている。JA不知火パッケージセンターでは、初日に147ケース(1ケース1.2キロ)をJAが直営する直売所「サンサンうきっ子宇城彩館」に出荷した。

 出荷に合わせて、ブドウ部会不知火支部は、同センターで「巨峰」の目ならし会を開いた。生産者ら30人が参加し出荷基準を確認。品質管理を徹底し、産地として高品質な巨峰の出荷に努める。7月下旬に収穫ピーク期を迎え、8月下旬まで大阪や四国、九州地方を中心に総出荷量90トンの出荷を見込む。

 同支部の木村弘幸支部長は「産地として品質の良いブドウを出荷することで高単価を目指す。みんなで協力し、前へ進んで行きたい」と話した。