熊本の農畜産物

ミカン全国の市場へ 出荷160トン計画 JA鹿本

2022.07.05
選果されるグリーンハウスミカン

 JA鹿本では6月中旬、県内一の生産量を誇るグリーンハウスミカンの出荷が始まった。7月中旬にピークを迎え、8月下旬まで続く予定。2022年産は主に東京や大阪、熊本へ160トンの出荷を目指す。

 グリーンハウスミカンは緑色の見た目に反して、果肉が熟した鮮やかなオレンジ色なのが特徴。22年産も例年通りS玉中心で、甘みと酸味のバランスが良く、高品質に仕上がっている。JA鹿本みかん部会ハウスみかん専門部では、グリーンハウスミカン生産者8人が3.55ヘクタールを栽培している。

 JA南部選果場では同日、熊本市北区植木町の生産者が持ち込んだ2,400キログラムを選果し、全国の市場へ出荷した。

 JA営農指導課の内田稔職員は「生産者の徹底した温度と水管理で順調に生育している。新型コロナウイルス禍の影響も心配されるが、生産者のサポートに努め、販売促進を図っていく」と意気込む。