熊本の農畜産物

高糖度ハウスミカン出番 販売目標1.2億円めざす JAたまな

2022.07.01
ハウスミカンの品質を確認する従業員

 JAたまな管内で6月14日、ハウスミカンの出荷が始まった。初日は2トンを県内、東北、関東方面へ出荷した。Sサイズ(5.5~6.1センチ)中心で、7月上旬にピークを迎え8月上旬まで続く。2022年産の生育は順調で高糖度に仕上がっている。

 同部会は部会員10人が2.6ヘクタールで栽培。出荷数量150トン、販売金額1億2000万円を目指す。ハウスミカンは皮が薄く果実が柔らかいのが特徴。水や温度などを徹底して管理するため、甘味が濃い仕上がりになる。JAで出荷するハウスミカンは「レギュラー」と「グリーン」の2種類。「グリーン」は皮が緑色だが中の果実は熟している。

 JA中央みかん選果場では、従業員が手作業で傷の有無などの品質を確認。光センサーを備えた選果機で糖や酸度を測り、選別し箱詰めをしている。同選果場の中村智春場長は「今年も高糖度なハウスミカンができている。多くの人に食べてもらいたい」と話した。