熊本の農畜産物

出荷本番を前に査定会と現地検討会 JA菊池オクラ部会

2022.06.25
査定会で出荷規格の確認をする部会員

 JA菊池オクラ部会は5月下旬、出荷本番を前に出荷査定会をJA北営農センターで開いた。

 肥培管理の徹底と気象条件に応じた適期播種(はしゅ)、栽培履歴書の回収とチェックを徹底し、安全・安心な生産供給に努める。

 露地栽培目標2.3トン(10アールあたり)、ハウス栽培3.5トン(10アールあたり)までの10アール当たり収量の増量を目指す。

 部会では、小まめな栽培講習を行うことで、品質を良好に保ちつつ収量を伸ばしている。2022年度作付面積は3.6ヘクタール(ハウス1ヘクタール、露地2.6ヘクタール)で、前年対比97%だ。新規作物として部会が発足して10年目となる。

 5月中旬からハウス物の出荷が始まり、関東方面を中心に日量2000パック(1パック100グラム)を出荷している。6月中旬から露地物の出荷が始まる。出荷は7月にピークを迎え、11月下旬まで続く。ピーク時には日量5000パックを見込む。

 小西隆次部会長は「栽培管理や出荷選別を徹底し、品質の統一化に力を入れる。秋までしっかり管理していきたい」と話す。岩根正孝指導員は「家庭内消費も伸び、単価もまずまず。生産者との連携を深め、指導と販売に力を入れたい」と話す。