熊本の農畜産物

「高砂レンコン」初出荷 JA熊本市高砂蓮根部会

2022.06.21
出荷するレンコンを確認する木村部会長

 JA熊本市高砂蓮根(れんこん)部会は5月中旬、「高砂レンコン」の初出荷と査定会を開いた。同部会は24戸が40ヘクタールで作付け。収穫したレンコンは関東地方中心に送る「洗い」と、中京、中国、九州地方に送る「泥つき」に手選別して箱詰めをする。

 6月上旬時点で「洗い」1400ケース(1ケース2キロ)、「泥つき」600ケース(同)を出荷した。総出荷量200トン、販売金額2億円を目指す。

 初出荷日は、同部会の藤本直人さん(74)のハウスで出荷査定会を実施。関節や太り具合、重さを確認して出荷規定や家庭選別について協議した。

 同部会は出荷時に鮮度保持シートを入れ、品質維持と作業簡潔化に取り組む。レンコンの鮮度を保つため、翌日市場に届くように航空輸送している。今年は出荷箱をリニューアルし、飛行機のマークと「高砂レンコン」のブランド名を入れて全国の認知向上を目指す。

 同部会の木村敏朗部会長は「今年は晴天の影響で玉太りが良い。収量も昨年を上回る見込みだ。あくがないみずみずしい高砂レンコンを味わってほしい」と話した。