熊本の農畜産物

一番茶目標10トン 6月24日に販売 JA阿蘇

2022.06.15
加工の状況を確認する宮崎さん

 JA阿蘇小国郷営農センターで5月下旬、一番茶葉の荷受けが最盛期を迎えた。主な品種は「やぶきた」で、多い日は日量1.2トンに上り、終日対応に追われている。

 荷受けした茶は、その日のうちに機械で蒸し、揉み、乾燥までする。茶の加工には相当の技術を必要とする。JA指導担当の宮崎政道さんは、茶葉を触った感覚で状態の違いを見極め、作業工程時間を細かく調整をするなど、神経を研ぎ澄まして作業に当たる。

 今年は10トン(前年9トン)の荷受けを目標としている。昨年は遅霜や雨の影響で適期作業ができなかったが、今年は雨が少なく順調。良好な品質の茶葉が出荷されている。

 宮崎さんは「消費者に満足してもらえる製品作りを心掛けている。自慢の小国のお茶を飲んで一休みして欲しい」と話した。

 新茶の販売は6月24日、JA「小国郷よかとこ朝どり市」や物産館「ぴらみっと」で予定している。