熊本の農畜産物

ハウス桃出荷スタート 14トン見込む JA鹿本

2022.05.29
出荷が始まった桃の収穫

 JA鹿本管内で5月中旬、桃の出荷が始まった。2022年産も糖度が高く高品質に仕上がった。出荷は5月下旬から6月上旬をピークに8月中旬まで続く予定。総出荷量は約14トンを見込む。

 熊本市北区植木町轟にある松本信博さん(47)のハウスでは、出荷を控えた桃の甘い香りがハウスいっぱいに広がった。松本さんは「今年は寒暖差があったので美味しい桃ができあがった。多くの人に食べてもらいたい」と話した。

 JA鹿本モモ部会は6戸の農家が2.1ヘクタールで、主にハウス栽培で栽培する。露地に比べ出荷が早く、収量も多い。

 現在収穫している品種は「ちよひめ」。300グラムパック(1パック2玉)と1キロ化粧箱(1箱5、6玉)に手詰めし、主に関東、中国、四国、九州方面の市場へ出荷する。

 今後、品種は「はなよめ」「日川白鳳」「赤宝」「あかつき」「長沢白鳳」「川中島白桃」へと続く。