熊本の農畜産物

キュウリ出荷順調 環境制御を推進 JA熊本市

2022.05.18
キュウリを収穫する吉田さん

 JA熊本市北部選果場では4月下旬、キュウリの出荷が順調に進んでいる。品種は「ニーナZ」。JA園芸部会北部支部野菜部会のキュウリ生産者13戸は連日約800ケース(1ケース5キロ)を大果大阪青果に出荷。6月末まで続き、総出荷量400トンを目指す。

 同部会の吉田修さん(53)のハウスでは、10月に定植したキュウリを連日約150キロ収穫している。今年から炭酸ガス発生機を導入したため例年より状態が良く、収量も増えている。

 同部会は2.68ヘクタールで作付け。全戸で環境測定システム(プロファインダー)の導入に乗り出し、普及、定着を進めている。月1回の現地検討会や指導員による圃場(ほじょう)巡回を増やし、収量、品質、秀品率向上に努める。

 吉田さんは「今後の栽培管理を指導員と相談しながら、出荷終了まで高品質なキュウリを安定出荷していきたい」と話した。