熊本の農畜産物

レイシ出荷スタート 「ゴーヤの日」に向け増産 JA熊本市レイシ部会

2022.04.18
出荷するレイシを確認する担当者

 JA熊本市管内で3月下旬、ハウス栽培のレイシ(ニガウリ=ゴーヤ)の出荷がスタートした。品種は「えらぶ」。熊本市南区会富町のJA広域野菜選果施設での初出荷で、7ケース(1ケース3キロ)を関東、関西、中京中心に出荷した。

 5月中旬~6月上旬に出荷最盛期を迎え、6月末まで続く。5月の大型連休や5月8日の「ゴーヤの日」に合わせて日量1500ケースまで増える見込みだ。総出荷量9万ケース、販売金額1億円を目指す。

 2022年産は3月の好天の影響で花が例年より多く、摘果作業が大変だったが、真っ直ぐでイボがきれいに揃った高品質なものができている。

 JA熊本市レイシ部会は農家22戸が約5.4ヘクタールで栽培。夏場の需要期を控え、スーパーにレシピを掲示して、消費地に同市産レイシをPRする予定だ。販売担当者は「資材等が高騰する中、少しでも生産者の利益に繋いでいきたい」と話した。