JA本渡五和みかん選果場で3月上旬、ジューシーオレンジの出荷が始まった。2021年産はMサイズが中心だが、品質は良く数量も例年並みで順調にスタートした。
天草地域のジューシーオレンジは「あまくさ晩柑(ばんかん)」の名称で知られ、1936年にJA本渡五和管内の志柿地区で植栽されたのが始まり。果汁が多くカットして食べる他、焼酎のお湯割りや水割りに入れて飲むのも人気がある。
選果場では外観や食味などを入念に確認し、主に東北や関東、名古屋方面へ出荷している。夏井直哉場長は「香りも良く、さっぱりとした食味で後味も爽やかに仕上がっている」と話す。
出荷は5月上旬まで続き、目標出荷量650トンを計画している。