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児童の茶学習 ネットを駆使 熊本・JA菊池茶部会の瀬川さん

2021.11.24
茶の淹れ方を熱心に見つめる児童ら

 熊本県のJA菊池茶部会青年部の瀬川竜次さん(42)は11月上旬、大津町の美咲野小学校でウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を使い「お茶講座」を開いた。地域の茶栽培やおいしい入れ方などを教えた。

 同講座は9年目で、Zoomで行うのは2回目。5年生3クラスの117人が、各クラスで電子黒板を見ながら学んだ。同校は4月から児童の学習にタブレット端末を導入。茶の入れ方を学ぶ宿題で、児童らは瀬川さんが準備した玉緑茶を持ち帰り、講座の動画を見ながら家族で茶を入れて担任に報告する。

 相馬朱希さん(11)は「お茶の種類や入れ方がよく分かった」と笑顔を見せた。岩下遥希君(10)は「水出し茶など、初めて知り楽しかった」と興味津々だった。

 瀬川さんは同町で茶を栽培、製造する。日本茶インストラクターとして、茶の魅力を伝える活動を続けている。