熊本の農畜産物

メロン出荷スタート 高品質で仕上がり上々 熊本・JAくま管内

2021.11.08
アールスメロンの品質を確認する担当者

 JAくま管内で10月中旬から表皮の網目模様が特徴の「アールスメロン」と「ラブミーメロン」の出荷が始まった。

 JAくま管内2カ所の選果場では10月中旬の3日間で約1500ケース(1ケース4~6玉)を選果と選別をし、関西、中京方面に出荷した。「アールス」は3、4L級、「ラブミー」は4、5L級中心で品質もよく上々のスタートだ。出荷は、11月上旬をピークに12月上旬まで続く。総出荷量72トン、総販売金額3500万円を計画する。

 2021年産は、8月の長雨で定植が遅れる畑もあったが、9月は天候に恵まれ玉肥大も良好で生育は平年並みに回復。適期防除の徹底で高品質に仕上がっている。

 品種別の作付けは「アールス」が122アール(生産者8戸)、「ラブミー」が97アール(同4戸)。

 担当者は「全国的に新型コロナウイルス対策の自粛が緩和されたことで、需要の回復に期待したい。市場との連携を密にして、チャンスを生かした有利販売に努める」と話した。