熊本の農畜産物

秋冬メロン本格始動 大雨、残暑しのぎ甘さ十分 JA熊本うき

2021.10.25
本格出荷を迎えた21年産のアールスメロン

 JA熊本うき管内で、2021年産秋冬メロンの出荷が本格的にスタートした。JA熊本経済連の第二園芸集送センターでは14日に、約87ケース(1ケース8キロ)を出荷。関東や関西、東北地方を中心に、12月中旬まで総出荷量6万5000ケースを目指す。

 同管内生産戸数は70戸で、17・2ヘクタールを作付け。21年産は8月の大雨による定植の遅れや、9月の猛暑など厳しい栽培条件が続いたが、生産者の努力で無事に出荷を迎えた。

 JA営農指導部園芸三課の辻貴之課長は「厳しい栽培環境だったが、甘さは十分に仕上がった。11月下旬以降のピーク期に向けて指導に力を入れたい」と話した。

 出荷が始まった秋冬メロンの品種はアールスメロンで、10月下旬からアンデスメロンやJAプライベートブランドメロン「オレンジハート」の出荷も始まる。