熊本の農畜産物

肥のあかり 選果始まる 熊本・JAかみましき

2021.10.12

 JAかみましき多目的選果場で9月下旬、2021年産ミカンの選果が始まった。今期は初期糖度が高く、生育も順調。8月中旬の降雨で十分な果実内容の確保に苦しんだが、生産者の努力により例年通り質の良い品に仕上がった。一層の出荷数量、販売高の向上を目指す。

 出荷初日は、部会員が持ち込んだ2・4トンを主に関東方面へ出荷。今回出荷が始まったのは、極早生「肥のあかり」。果皮の色は緑が目立つが、じょうのうが薄く、甘いのが特徴だ。

 栽培面では、マルチ被覆や夏場の摘果をするなど、部会単位で一層の品質向上に取り組んでいる。「肥のあかり」の出荷は12月まで。年明けの2月からは「不知火」の出荷を計画している。

選果する生産者