熊本の農畜産物

夏秋ピーマン順調出荷 品質や大きさ良好 JA熊本市

2021.08.27
荷受けした夏秋ピーマンを確認する販売担当職員

 熊本市南区のJA熊本市野菜広域選果施設では、5月から開始している夏秋ピーマンの出荷が順調だ。7月にピークを迎え、最大日量200ケース(1ケース4キロ)を県内や広島、米子青果に出荷。12月上旬まで続き、総出荷量15トン、販売金額600万円を目指す。

 2021年産は、収穫期の5月に高温、高日射の影響で例年より10日程前倒して出荷。個人選別の徹底により、品質良好で形、大きさ申し分ない出来となっている。

 管内のピーマン生産者は、冬春ピーマンを主力としてきたが、2019年から3品種の夏秋ピーマンを一部で試験導入。品質、収量性の結果から、品種「サララ」に絞って生産し、1年間を通してピーマンを出荷できる体制を作っている。

 営農指導員は「ここ数日の長雨の心配があるが、出荷終了まで安定供給をしていきたい」と話した。