熊本の農畜産物

収穫期迎える 出荷量4200トン計画 熊本・JA阿蘇

2021.07.01
トマトを収穫する齊藤さん

 JA阿蘇中部管内で2021年産夏秋トマトの収穫が6月上旬から始まっている。今年度は定植後から低温の日が続き、収穫時期が1週間ほど遅れたが、品質、食味ともに良好だ。

 収穫期を迎えた生産者の一人、JA中部トマト部会員の齊藤悠さん(35)は就農3年目。初年度から高収量の実績で推移している勢いある若手農家だ。齊藤さんは「天候の状態に合わせた栽培管理が非常に難しいが、無事出荷が迎えられうれしい。繁忙期に入るので気合を入れて管理したい」と意気込みを語る。

 齊藤さんは近隣の若手トマト農家と、ユーチューバー(動画制作者)「農業男児」として活動。農業の楽しさを伝え、地域発展に向けた情報発信にも力を入れる。

 今年度の部会は38ヘクタール(前年実績比101%)で作付けし、出荷量約4200トン(同105%)を計画する。部会員数は140人(同100%)。主な出荷先は九州管内から関東地区までとなっている。

 出荷最盛期は7月中旬の予定で、11月中旬まで出荷する。