
JA熊本中央会は5日、合志市のJA教育センターで農家経営総合診断士養成研修会を開いた。同研修会では全10回の講義を通じて簿記やマーケティングなどを学ぶ。今回の研修会には6JAから営農や販売担当者ら6人が参加。農家経営支援システムの演習を行い、参加者らは一連の操作や分析結果の見方について学んだ。
同システムは①生産技術分析②農業経営診断③農家経営シミュレーションの3つで構成される。農家の生産実績や資金繰りを見える化し、技術・経営指導に役立てることが目的。参加者は「生産者の方へシステムから出力される分析表に基づきながら、改善点などアドバイスできるようになりたい」と話した。
同システムは2011年から稼働し、県内11JAが利用する。システムは県や関係団体と連携して開発し、同会が管理・運用する。同会の担当者は「今回の研修を受け、生産者の診断分析のアドバイスや営農支援に役立ててほしい」と話した。

