
県内の農畜産物が勢ぞろいする「2025くまもと農業フェア」が8、9日の2日間、合志市の県農業公園(カントリーパーク)であった。2日間で約1万3000人が来場した。
「食料安全保障」「地産地消を基軸とした国消国産」「地域農業や農業の果たす多面的機能」の重要性について理解を醸成し、県産農畜産物の消費拡大を図ることが目的だ。
県、JAグループなど農業関係団体からなる実行委の主催。 県内JAによる農畜産物や加工品の販売の他、各団体の取り組みを紹介するブースなどを出展した。農業高校マルシェや親子で楽しめる縁日、県産農畜産物を使ったJA県女性部の手作り「地産地消鍋」の販売、県農協青壮年部による餅つきの実演販売などで盛り上げた。
実行委会長を務めるJA熊本中央会の宮本隆幸会長は「生産者は厳しい環境の中、安全・安心な農畜産物を消費者に届けるため精いっぱい頑張っている。食料安全保障を確立し、食料・農業を未来につないでいくため農業フェアを通じて食や農業について理解を深めてほしい」とあいさつした。会場では大型パネルの設置やちらしを配布し、来場者に国消国産の重要性を訴えた。

