熊本県農協青壮年部協議会は２４日、熊本市で２０２５年度ＪＡ熊本県青壮年部大会を開いた。「組織活動実績発表大会」ではＪＡ鹿本青年部の富岡涼太さん、「盟友の主張発表大会」ではＪＡ鹿本青年部の上村康矩さんが最優秀賞を受賞した。

　組織活動大会で最優秀賞を受賞したＪＡ鹿本青年部は「２つの柱でつくる農業の輪～農業の魅力を発信し、活躍できる環境づくりを目指して～」と題して発表した。

　盟友の主張で最優秀賞を受賞した上村さんは「人の行く裏に道あり農の道」と題し「どんな困難も『協同の精神』で乗り越えられると信じ、その輪を広げたい」とした。

　大会には県内ＪＡ青壮年部の部員や関係機関から約３００人が参加。同協議会の川田大志郎委員長は「青壮年部の活動を活性化していくために、盟友の結束力を高めていこう」と話した。

　ＪＡ熊本中央会の宮本隆幸会長は「農業を取り巻く環境は厳しい状況が続いているが、盟友らが将来にわたり夢と希望を持って農業経営に取り組めるよう営農支援や農政運動を強力に進める」とあいさつした。

　受賞した２人は１２月に沖縄県で開くＪＡ九州沖縄地区大会に出場する。

　その他受賞者は次のとおり。

　◇組織活動実績発表大会優秀賞＝庄内信二（ＪＡたまな青壮年部）

　◇手づくり看板コンクール最優秀賞＝ＪＡたまな青壮年部玉名支部▽優秀賞＝ＪＡ熊本市青壮年部天明支部、ＪＡくま青壮年部相良支部

　◇１分間動画発表大会最優秀賞＝ＪＡ菊池青壮年部菊池支部▽優秀賞＝ＪＡあまくさ青壮年部天草地区

　◇盟友の主張発表大会優秀賞＝岩根雄飛（ＪＡ菊池青壮年部）、針馬伸弥（ＪＡくま青壮年部）