ＪＡ熊本経済連と熊本県ＪＡ農機自動車技術指導士会は、「農作業安全運動」の特別推進に取り組む。５月上旬、同連はＪＡグループ熊本農作業安全運動の出発式を熊本市で開いた。広報車が農作業事故防止と熱中症予防の啓発に向けて出発。県内各地を巡回する。

　出発式には同連や県などから約１００人が出席。丁道夫会長は「５月と９月を特別推進期間とし、行政と連携を取りながら事故撲滅に向けた啓発活動の強化に努める。この運動を通して、食を支える農家の安全を守りたい」と述べた。

　大型機械を使う農繁期を迎え、同連は農作業安全のチラシ５万枚を、県内ＪＡなどを通じ配布。安全な農作業への一層の意識向上を図る。近年は５月に気温が３０度近くになる日も多く、熱中症も心配される。家族や仲間からの「声かけ」運動も奨励しながら、事故防止の意識を高める。