
JA熊本中央会は14日、2025年度のJA戦略型中核人材育成研修「未来塾」をJA熊本教育センター(合志市)で開講した。県内JA・連合会から推薦された10人が参加した。研修を通じて農業・JAを取り巻く環境変化へ柔軟に対応し、JA自己改革を進めるための中核人材を育成する。
山本浩二常務は「生産コストの高騰など、農家組合員の経営環境は厳しさを増している。役職員一人一人がJAの未来について考え、行動しなければならない重要な時期。リーダーとして課題に取り組むことを期待する」と激励した。
研修生を代表しJA阿蘇の友岡康博さんが「組合員の負託に応えられるJAづくりのためしっかり学びたい」と宣誓した。
全10回の討議、演習などを通し、マーケティングや組織マネジメントといった経営論や論理思考などを学ぶ。来年1月には修了レポート発表会を予定する。
未来塾は環境変化に対応できる人材育成を目指し04年度に開始。21年間で298人の修了生がいる。