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「2023くまもと農業フェア」開催 JA熊本中央会

2023.11.15
開会セレモニーでのテープカット

 熊本県の農畜産物が勢ぞろいする「2023くまもと農業フェア」が11、12日の両日、合志市の県農業公園カントリーパークであった。県内JAなど農業関係団体が旬の農産物を販売。農業高校マルシェやらくのうマザーズによる搾乳・哺乳体験、親子で楽しめる縁日などを出展した。計1万7000人の来場者でにぎわった。

 熊本県、JAグループなど農業関係団体からなる「くまもと農業フェア実行委員会」の主催。

 同委員会会長でJA熊本中央会の宮本隆幸会長が「国際情勢の激変で農家経営は厳しいが、食料安全保障の確立に向け、安全・安心な農畜産物を消費者に届けるため一丸となって取り組む。フェアを通じて、食や農業について理解を深めてほしい」とあいさつした。

 会場では、大型パネルの設置やブースでのパネル掲示、チラシ配布などで、来場者に国消国産や食料安全保障の重要性を訴えた。

 JA熊本県女性組織協議会が県産農畜産物を使った手作りの豚汁「JA女性部地産地消鍋」を販売。協議会の太田桂子会長は「地元産の野菜はもちろん、みそも手作りしたものを使った」と語り、用意した1800食はすぐに完売した。

 県農協青壮年部協議会では餅つきを実演。参加した子どもたちと汗を流した。協議会の石本勝也委員長は「餅つきが初めてという子どもたちも多く、食農教育に繋がったと感じた」と話した。