ＪＡ熊本経済連は４月２８日、熊本県庁で蒲島郁夫熊本県知事に熊本県産大玉スイカを贈呈した。２０２３年産春夏ウリ類（スイカ）の生産や出荷状況について報告した。

　２３年産の熊本県産スイカは３月から関東や関西を中心とした消費地に出荷が始まり、５月にかけて最盛期を迎える。

　作付面積は大玉スイカと小玉スイカ合わせて６１６ヘクタールで全国１位。２３年産の出荷量はおよそ２万２０００トンを見込む。生産部会による消費地での試食販売やＰＲを行い、さらなる消費拡大に力を入れる。

　贈呈した同連の丁道夫会長は「燃料や生産資材の高騰など厳しい環境が続いているが、生産者は美味しいスイカを届けられるよう懸命に作業している」と話した。蒲島郁夫知事は「関係者の皆さん一体となって全国にＰＲしていただき、多くの消費者に届くことを期待している」と述べた。