ＪＡ熊本中央会は１３日、合志市のＪＡ熊本教育センターで２０２２年度ＪＡ地域福祉セミナーを開いた。地域住民が主体となり高齢者の生活支援を目指す「地域包括ケアシステム」の構築について理解を深めた。

　福祉活動に関わる県内ＪＡの助け合い組織や女性部員、各ＪＡの福祉事業所職員など８０人が参加。

　コロナ対策のため実開催にあわせてウェブ配信も行った同セミナーでは、３つの内容について専門家らが講演した。

　県庁健康福祉部長寿社会局認知症対策・地域ケア推進課の赤池美里主事は「地域包括ケアシステムについて」と題し、行政の取り組みについて報告。ＪＡ熊本うき生活福祉部の吉北直美係長が同ＪＡ助けあいの会の取り組みについて発表した。吉北係長は「高齢者に笑顔を届け、地域に愛されるような組織に成長していきたい」と話した。

　この他、ＪＡ熊本中央会地域福祉アドバイザーの田形隆尚さんが「ＪＡが取り組む地域福祉について」と題し、ＪＡ事業と地域福祉の関係性について講演した。