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栽培管理支援システム「ザルビオ」の試験はじまる JA熊本経済連

2022.06.27
試験を行う生産者ら

 JA熊本経済連は6月上旬、八代市日奈久町で水稲の栽培管理システムを使った可変施肥試験を行い、関係者ら約20人が参加した。同試験はJAやつしろやJA全農、ヤンマーアグリジャパン(株)などと連携して取り組んでいる栽培管理支援システム「ザルビオフィールドマネージャー」(通称「ザルビオ」)を使った水稲栽培試験の一環だ。

 今回はザルビオと田植え機を連動させ、2021年度の水稲生育や地力の実績データを基に自動で適正な施肥量を調整し、田植えをした。今後は生育および収量の比較検証をする。

 経済連農業機械課の堀内健児課長は「実証試験などを通じて、適量施肥によるコスト低減と米の安定生産につなげたい」と話した。

 ザルビオは作物や品種、気象条件、人工衛星からの画像など様々な情報を人工知能(AI)で解析し、栽培管理を支援するシステム。生育むらの解消や収量、品質の向上が期待される。