熊本県経済連茶生産流通協議会（事務局＝ＪＡ熊本経済連）は８月下旬、熊本市北区のｙｏｕ＋ｙｏｕくまもと農畜産物市場で冷茶の試飲会を開いた。茶を入れる機会が減る暑い季節のリーフ茶消費拡大につなげようと、冷茶の入れ方やおいしさをＰＲした。

　新型コロナウイルス感染防止対策を徹底。直接手渡しにならないよう、紙コップに入れた冷茶を盆に載せて試飲を勧め、お薦めの茶葉や飲み方をリーフレットと一緒に提案した。また、この試飲会では、経済連茶業センターの職員が「水だし煎茶（ティーバック）」「湧雅のここち」「森のくまさん玉緑茶」などの商品を販売した。

　経済連農産販売課の担当者は「茶に含まれる茶カテキン類はウイルスの感染能力を低下させる効果が報告されているので、これを機にゆっくりとお茶を飲む時間をつくってもらい、毎日飲んでいただきたい」と話す。

　試飲した人は「冷たい水に茶葉を入れるだけで、こんなに甘くおいしい冷茶ができることを初めて知った」と話した。