熊本県経済連茶生産流通協議会（事務局＝ＪＡ熊本経済連）は７月上旬、益城町の同連茶入札場で２０２１年度茶共進会審査会を開いた。普通煎茶７点、蒸製玉緑茶２５点の計３２点が出品され、「蒸製玉緑茶の部」特等賞に工藤隆行さん（ＪＡ菊池）が選ばれた。

　荒茶の品質向上と、共販拡大を目的に毎年開いている。審査は熊本県の茶指導機関の担当者と茶商が担当。茶種ごとに水色、香気、滋味、外観を採点した。成分分析点も加えた総合点で順位を決めた。

　今年の一番茶は、３月の気温が平年よりも高く推移したが、適度な降雨で例年より摘採が早くなった。出品されたものは色、味、香り三拍子そろった良質な茶が多かった。