
JA熊本うきは12月中旬、2025年産イチゴ出荷の本格化を受け、パッケージセンターの稼働を始めた。パック詰めやフィルム包装を担い、生産者の労力軽減と安定出荷へつなげる。来年5月中旬までピーク時は日量約7000パック(1パック250グラム)を詰める。
稼働初日は作業員29人が、流れや出荷規格を確認し、約2000パック分を作業した。
センター内はイチゴのパック詰め作業に最適化し、室内もイチゴに影響がない温度に保つ。隣接するイチゴ集出荷貯蔵施設で管内分を集約し、一元的に出荷する。品質を維持したまま、消費地へ安定供給している。
イチゴ専門部会の松永透部会長は「生産者の高齢化が進み、センターの存在は助かる。高品質なイチゴを出荷できるよう、努めたい」と話した。

