
JA熊本うき海東出張所前倉庫で11月下旬、早生ポンカンの選果が始まった。歳暮の贈答用に、年末まで九州中心に出荷量45トンを計画する。
小川ポンカン部会は、宇城市小川町海東地区の4戸が約1・6ヘクタールで栽培。8月の大雨で一部被害を受けたが、生産者の懸命な管理で出荷できた。やや小ぶりだが、果実内容は良く順調に着色が進んだ。ポンカンは収穫後、JA貯蔵庫で約5日間追熟させ、共同選果で品質を確認し、各自宅で箱詰めして出荷する。
40年以上の歴史ある部会だが、近年は生産者が減少。地区の農家が作業を手伝いながら、地域が一体となり伝統ある栽培を続ける。
髙岡澄子部会長は「おいしいポンカンに仕上がっている。ぜひ多くの方に食べてほしい」と話す。

