熊本の農畜産物

イチゴの出荷本格化 JA鹿本

2025.12.08
イチゴの品質を確認する担当者

 JA鹿本管内で12月上旬からイチゴの出荷が本格化した。2025年産イチゴは9月の高温で花芽分化が遅れ、定植が後退。平年より5日ほど遅い出荷となった。

 3日、山鹿市の鹿本町集荷所には「ゆうべに」3000パックが持ち込まれ、担当者が1パックずつ品質を確認し出荷した。熊本・関東・中部地方を中心に、5月中旬まで総出荷数量200トン、販売目標金額3億3000万円を見込む。

 JAイチゴ部会は39戸で「ゆうべに」「恋みのり」「ひのしずく」「紅ほっぺ」を栽培。営農指導課の境遥矢さんは「高温乾燥が続き、栽培環境は難しい状況だったが、生産者の徹底した管理により品質・大きさともに上々の出来。旬のイチゴを味わってほしい」と話す。