
JA菊池茶部会青年部は地元特産の茶の魅力を知ってほしいと、地元の小学生に向けてのお茶講座を始めて13年。5年生を中心に、1校から始まり、徐々に要望が高まり今年は大津町内の小学校6校で講座を開き、約500人の児童が参加した。
同町立大津小学校の5年生の150人が11月17日、「玉緑茶のおいしい入れ方講座」を学び、急須で入れたお茶を味わった。日本茶インストラクターの資格を持ち、同町で茶を栽培する同青年部の瀬川竜次さん(46)が講師を務め、茶の栽培や成分などを話し、入れ方を説明した。茶部会青年部や県、JAの茶担当職員が協力した。
児童らは熱心に話を聞き、4、5人のグループごとに分かれて実習した。児童らは「入れ方が分かって良かった」「お湯の温度で味が変わることを知った」「お茶ってすごい」「水出し茶がおいしかった」などと感想を述べた。質問も飛び交い、瀬川さんも丁寧に答え「家でもお茶を入れてみて」と呼びかけた。
瀬川さんは「年々講座を要望する学校が増え、日程調整が大変だったが、お茶の話を熱心に聞き、自分で入れたお茶を味わい楽しんでくれてうれしく思う。これからもお茶の魅力をしっかり伝えていきたい」とにこやかに話した。

