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早生温州ミカン天候恵まれ生育順調 JA熊本うき

2025.11.14
早生の収穫を行う宮田副部会長

 JA熊本うき管内で1日、早生温州ミカンの出荷が始まった。宇城市三角町の柑橘(かんきつ)選果場では約26トンを選果。出荷は12月上旬まで続き、出荷量1300トンを計画する。

 2025年産は表年傾向で台風被害もなく、天候に恵まれて、生育。一部で色づきの遅れが見られるが、果実肥大も良く、おおむね順調に仕上がっている。柑橘選果場では糖度センサーや外観判定を実施。糖度などの基準をクリアしたものは「美味柑」や「デリシャス」として出荷する。これらは希少価値の高いブランド商材として生産に力を入れる。

 JA柑橘部会の宮田潔副部会長は「量も果実内容も良くなってきている。おいしいミカンを消費者に届けられるように努めたい」と話した。

 25年産かんきつは9月中旬の極早生ミカンの出荷を皮切りに、11月から早生、12月からデコポンの出荷が続く。26年5月末まで総出荷量6290トン、販売金額約22億1000万円を計画する。