ＪＡ熊本うきは１０月２７日、県が行う「食のみやこ熊本シェフズアカデミー」の第１回産地見学ツアーの視察対応を行った。ツアー参加者３１人は宇城市不知火町の防災拠点センターを訪れ、ＪＡ管内の特産品であるレンコンをテーマに調理の実演や生産者との交流を通して、県内の郷土料理や農業について見識を深めた。

　レンコンの調理では、ＪＡ女性部役員４人とＪＡ熊本中央会生活アドバイザーの麻生せい子さんが講師を務め、からしれんこんの調理方法を実演しながら説明した。受講者は出来たてのからしれんこんや筑前煮、レンコンの唐揚げなどの料理を味わった。その後、同市松橋町でレンコンを栽培する城尾孝児さんが栽培や収穫方法などについて講座を行った。

　「食のみやこ熊本シェフズアカデミー」は県内の料理人や製菓職人を対象にした研修会。県産食材の魅力や食文化について理解を深め、全国有数の農業県である熊本県の「食」のイメージ向上を図る。今後も産地見学の他、ＳＮＳ（交流サイト）講座も行い、食の魅力発信にも努める。