熊本の農畜産物

でこなす出荷本格化 JA熊本うき

2025.10.13
出荷が始まった「でこなす」の選果作業

 JA熊本うき管内で2025年産「でこなす」の出荷が本格化した。宇城市松橋町のJA熊本経済連「第二園芸集送センター」では3日、500ケース(1ケース4キロ中心)を選果。ピーク時には日量3000ケースまで増え、26年6月まで全国各地へ総出荷量1509トンを見込む。

 管内のでこなす生産戸数は26戸、作付面積は8・5ヘクタール。品種は「PC筑陽」。高温の影響が懸念されたが、生産者の適切な管理で順調に生育した。部会では秀品率と10アール当たりの収量向上を目指し、生産者やJA指導員、関係機関と栽培技術向上を図っている。

 JA園芸二課の山下圭馬主任は「高品質なでこなすが出荷できるよう、気候変動に対応した管理指導に努めたい」と話した。