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カスミソウ出荷始まる JA熊本うき

2025.10.06
出荷されるカスミソウの状態を確認する職員

 全国有数のカスミソウ産地・JA熊本うき管内で9月中旬、宿根カスミソウの出荷が始まった。2026年6月まで全国各地へ、総出荷量6万2000ケース(約620万本)、販売金額約6億円を計画する。

 25年産は例年より降水量が多かったため一部で生育に影響が見られたが、おおむね順調に生育している。

 生産者は45戸で、作付面積は15・8ヘクタール。出荷する花倶楽部(くらぶ)では部会員が協力し、常に安定した出荷量を確保できるよう努める。切れ目ない出荷は市場の評価も高い。

 今後、年末や「母の日」の需要期に合わせて目ならし会や現地検討会を予定する。部会全体で栽培技術の向上や品質管理の徹底につなげる。

 JA西営農センター花集荷場の際田賢二さんは「数量を落とさず、高品質なカスミソウを出荷できるよう指導に努める。全国有数の産地として安定出荷を行いたい」と話した。