
JA鹿本は7月下旬、山鹿市JA熊本経済連第一園芸集送センター鹿央選果場で、梨トンネル「幸水」の出荷を始めた。同選果場では従業員が傷の有無など品質を確認し、機械で大きさごと選別し箱詰めをしている。
初日は2L中心で約300キロ(58ケース)を選果し、中部・近畿地方へ出荷した。総出荷量は28トンを見込む。
トンネル「幸水」とは2月下旬から5月上旬までビニールで屋根を作り栽培する梨で、露地栽培に比べて7日から10日ほど早く出荷できる。JAナシ部会の生産者11人で、約5ヘクタールを栽培。2025年産は高温少雨の影響で収量は2割ほど減少する見込み。7月下旬から露地「幸水」「秀麗」「豊水」「あきづき」「新高」「新興」「愛宕梨」と品種を変え、8月下旬をピークに11月下旬まで、九州、関東の市場へも出荷する。
JA営農指導課の村上奨さんは「今年も甘くておいしい梨ができている。たくさんの人に旬の梨を味わってほしい」と話した。